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水戸ホーリーホックユース、畔上・中村の近況 [U-18]

先日、ザスパ草津ユースで奮闘する森川瑞貴のことを書きましたが、今回は同じく中野エスペランサU-15卒業後、水戸ホーリーホックユースに進み頑張っているGK畔上和也と中村太治の近況です。

関GKコーチとは彼らの応援に行きたいと話をしていながらも、遠く離れた水戸ということで、なかなか観戦には行けずにいましたが、今回は「プロパガンダファクトリー」さんの試合観戦記に先日行われた関東プリンスリーグの試合の様子が載っていましたので紹介させていただきます。

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関東プリンス2部 幕張総合×水戸Y

今日も昼間の時間が空く。
西が丘の大学サッカーは好カードだった。
しかし埼スタの17時キックオフに間に合わない。
関東プリンスの1部はもう全チーム見た。
2部はどうかな?と調べたら、このカードがあった。

プリンスリーグ関東は来季から再編され、2部が無くなる。
その代わりに1部が2チーム増えるし、
プレミアへの昇格も絡んで最終的な降格数は未定だ。
ただ2部10チームのうち少なくとも半分が県リーグへ落ちることになる。
幕張総合は4勝3分6敗で7位。水戸は2勝2分9敗で最下位。
つまりプリンス残留に向けて厳しい位置にいる同士の戦いだ。

会場にも少し興味があった。
4年前にプレミア東西を頂点にしたリーグ戦の再編が行われた。
以後は協会でなくホームチームが会場を手配する規定になっている。
Jユース、有力校ならフルサイズの人工芝を持っているチームも多い。
ただ「普通の高校」にとっては大きな負担だ。
幕張総合は姉崎、スポレク、東総と千葉の様々な会場で試合を行っている。
ただ大学、地域リーグと競争相手は多く、ピッチの確保は容易でない。
終盤のホーム戦2試合を自校の校庭で組むことになった。
芝でやるというプリンスリーグの原則が崩れてしまっている。
「クレーでやる試合はどうなる?」という好奇心も、観戦理由の一つだ。

幕張総合高は海浜幕張駅の北口を出て徒歩約15分。
敷地の隣接していた幕張北、幕張西、幕張東の3校が統合し、
1996年に設立された学校であるらしい。
校舎は規模が大きくてモダンで、公立離れした雰囲気だ。
部活も盛んみたいで男子卓球、女子テニス、女子登山が全国大会出場。
サッカー、柔道、陸上、競泳、水球、バスケ、剣道が関東大会に出ている。
ラグビー、サッカー、野球がそれぞれ別のグラウンドを持っていた。
ただいずれも土で、照明も簡易型のものしかない。
そこはもう少し充実させて欲しいところである。
サッカー部はひとり、世界的選手を輩出している。
宮間あやがベレーザを退団後に男子サッカー部で練習していたんです。

千葉県立幕張総合高校
GK  1 鈴木稲太   3年 180/70 井野中
DF 12 岡本耕太朗  2年 167/55
    5 小池雄人   3年 180/70 VIVAIO船橋
   19 ゼメワ佳路瑠 3年 179/61 ウイングス習志野
   14 田中教行   3年 173/66 FC習志野
MF  7 斉藤広太   3年 177/64 FC習志野
    6 秋葉航太   3年 176/62 塩浜中
   15 飯田匡平   2年 165/60 フッチSC
   20 栃原洋音   3年 166/58
FW 13 小池建    2年 170/65
    9 増田伸    2年 170/57 FCクラッキス松戸

----増田----小池建----
--飯田--------栃原--
-----秋葉--斉藤-----
-田中--ゼメワ-小池雄--岡本-
----------------
-------鈴木-------

水戸ホーリーホックユース
GK  1 畔上和也   3年 178/67 F.C.中野エスペランサ
DF 20 黒澤仁貴   2年 172/64 水戸ホーリーホックJY
    3 大橋陸人   2年 178/69 水戸ホーリーホックJY
    4 新居見拓人  3年 172/63 水戸ホーリーホックJY
   30 稲田創    1年 165/46 水戸ホーリーホックJY
MF  2 小圷瑛士   2年 176/64 水戸ホーリーホックJY
   27 栗田昌明   1年 168/60 水戸ホーリーホックJY
    6 五来航    3年 165/54 アセノFC
    7 入栄貴    3年 170/57 水戸ホーリーホックJY
   10 小原伯義   1年 165/55 FCアネーロ宇都宮
FW 13 浅利航大   2年 174/57 1FC川越水上公園

-------浅利-------
--小原--入--五来--栗田--
-------小圷-------
-稲田--新居見--大橋--黒澤-
----------------
-------畔上-------

序盤から芝と土の違いはかなり感じ取れた。
守備では身体を投げ出すタックルができない。
攻撃はキックが跳ねるのでコントロールし辛い。
ドリブルも足元で止まらない。
プレーの精度が落ちれば、テンポも落ちる。
前半はゴール前のエキサイティングなシーンがあまり多くなかった。

幕張総合はターフ慣れしている部分があるんだろう。
バックスピンの浮き球を上手く使っていた。
中盤の底で起点になっていたのが斉藤広太。
左利きで視野が広く、DFの裏、右サイドを上手く使っていた。
しかし幕張総合は左利きが多かったですね。
斉藤の他に田中教行、岡本耕太朗がレフティーでは?
左利きの右SBというのはかなり珍しい存在である。
栃原洋音ももしかしたら左利きかも。

6分、水戸は小原伯義に警告。

28分、幕張総合は斉藤広太がキックフェイントで相手マークを外す。
ゴール正面約40mの距離から左足ロングシュートを狙った。
枠は捉えたけれど、GK畔上和也がパンチして枠上。

33分、水戸は小原伯義→石川璃央。
石川はそのまま左ウイングに入る。

38分、水戸は石川璃央が左サイドで相手のパスをカットし、中に叩く。
浅利航大がDFラインの手前でボールを受け、右に落とす。
栗田昌明はエリア内に抜け出してシュート。
枠内に届いて決定的だったけれど、幕張総合DFがブロックした。

42分、水戸のショートカウンター。
入栄貴が左サイドで相手のトラップミスを引っ掛けて中に落とす。
浅利航大は左足のダイレクトループでGKの頭上を破った。
<水戸ホーリーホックユース 1-0 幕張総合高>
浅利航大がよく見ていましたね。
水戸は1年、2年の技巧派が多くて、この先も楽しみだ。

幕張総合は基本的にスキルで勝負するチームなんだと思う。
DFも何人かは足元に自信がありそうで、
自陣で細かくつないだり、フェイントで相手をいなすようなプレーを見せていた。
特にこの時間はそういう“舐めた”プレーが妙に続いていた。
水戸はそこを狙い始めて、ショートカウンターで相手をハメた。
どちらかと言えば幕張総合の“自滅”である。

試合は後半。
52分、幕張総合は小池雄人が左にサイドチェンジ。
栃原洋音は右足で中に折りが返す。
小池建がフリーで右足ボレーを合わせて…。
かなり決定的だったけれど枠の左に外れた。

60分、幕張総合は増田伸→小松拓実。
小松は背番号10番。
176cm・72kgと体格的には恵まれているが、
セカンドトップ的に引いて受けるプレーが好きらしい。
配球力もあって、前線にいいアクセントになっていた。

66分、幕張総合は田中教行に警告。

68分、幕張総合は小松拓実が縦のギャップにフィード。
小池建が後ろに落として、栃原洋音は右ミドルを狙う。枠外。

68分、幕張総合は栃原洋音→津久井颯人。

74分、水戸は幕張総合DFのトラップミスからショートカウンター。
栗田昌明が右サイドでボールを奪ってスペースに抜け出す。
栗田は右に短く折り返して、浅利航大は軽く合わせる。
ゴール近くフリーの決定機だったけれど…。
コントロールミスかな?シュートは枠外。

77分、水戸は栗田昌明→アサディ椎医奈。

81分、幕張総合は斉藤広太が右からスローイン。
飯田匡平エリアに少し入った位置から右ミドルを狙う。
DFがブロックして裏にチョロっとこぼれて…。
最後はゼメワ佳路瑠が左隅に流し込んだ。
<幕張総合高 1-1 水戸ホーリーホックユース>

84分、水戸は入栄貴→藤本隆太。
88分、水戸は浅利航大→福田稜雅。
水戸の最終布陣がこう↓
-------福田-------
--石川--五来-藤本-アサディ-
-------小圷-------
-稲田--新居見--大橋--黒澤-
----------------
-------畔上-------

アディショナルタイムの提示は3分。
92分、幕張総合はセットプレーの攻め直しから。
斉藤広太のシュートがDFをかすめてゴール前に抜ける。
飯田匡平が至近距離からフリーで突っついて決定的だったけれど…。
畔上和也が良くブロックしてCKに逃れる。

93分、幕張総合は左CKを斉藤広太が左CKを左足で入れる。
秋葉航太がファーからヘッドを落とす。
飯田匡平はニアでマークに寄せられて、しかもゴールに背を向けていた。
しかし思い切ってルーズボールに合わせてジャンプ。
DFの寄せが甘く、シュートを打たせてしまう。
飯田のバックヘッドがネットを揺らして、幕張総合は勝ち越し。
<幕張総合高 1-1 水戸ホーリーホックユース>

水戸はこの時間、守備組織が崩れていた。
DFが怖がったのか、浮き足立ったのか…。
ボールに行けず、ゴール前に立っているだけという状態。
シュートのセカンドを取れず、踏み込んでいないから危険な位置にこぼれる。
そういう場面が続いて、それが失点につながった。

試合は2-1でタイムアップ。
幕張総合がラスト10分で1点ビハインドからの倍返しに成功。
ホームの利も生かして、勝ち点3を得ている。

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まずはプロパガンダファクトリーさんの圧巻のレポートに感動。素晴らしい観戦記です!

試合は悔しい敗戦だったようですが、プリンスの高いレベルで良い経験を重ねているのが分かりますね。

しかも、控えのGKには中村太治も入っていて、今シーズンの水戸ユースのGKは畔上、中村が第一・第二GKを務めているとのこと。

関GKコーチの2人の教え子が遠く離れたJクラブのユースチームで奮闘しています。

プロ契約を目指して頑張れ、アゼ・タイチ!!
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